2013/05/18 ムシゴラスイッチ@すずかけ祭
2013年 05月 31日
前回の時点では大学2年生でしたが、おかげさまで4月から無事に大学3年生をさせていただいております。
さて無事に進級できた僕がリーダーを務め、すずかけ祭で最も盛り上がった(と勝手に思っている)18日午後に開催した科学教室「ムシゴラスイッチ ~虫のかしこいフシギな力を見てみよう~」の様子を紹介したいと思います!
ムシゴラスイッチでは、実際に2種類の虫を用意して、それぞれがどのような“かしこいフシギな力”を身に付けているのかを体感してもらいました。
まずはシロアリ!
一人一人にシロアリ一匹ずつとボールペンと紙を用意して、自由に遊んでもらいました!
すると不思議なことに、描いた線の上をシロアリがついていくんです!
じゃあなんでついてくるんだろう!?とみんなで意見を出し合ってみると
こんな風にみんな手を挙げて答えてくれて、とても盛り上がりました!
種をちょっとだけ明かすと、これは、一部のボールペンのインクに、シロアリが自然の中でついていく物質に近い成分が含まれているからです。実験教室では、何のためについていくのかも一緒に学びました。
その後、様々な種類のペンも使って、ペンの種類による違いも実験してみました。
ちなみに今回用いたシロアリは、木造建築物などを食い潰すいわゆる「害虫」として知られるイエシロアリではなく、森林などで枯れた植物などを分解してくれるヤマトシロアリと呼ばれる種類の1つを、東工大の本郷先生(シロアリを用いた研究をしていらっしゃる先生)から譲っていただきました。ありがとうございました。
さて、シロアリに続いてもう1種類の虫にも触れてもらいました。
それはダンゴムシ!ダンゴムシと言えばそこらへんにいて、突くと丸まるっていうやつです。実は彼ら彼女らにも“フシギな力”あるのです。
というわけで、まずは各テーブル毎に沢山のダンゴムシと自作迷路を配って遊んでもらいました。
これで何が分かるのかというと、ダンゴムシの動きなんです。ダンゴムシには左右交互に行く習性があります。
この習性を見いだすために、科学者になったつもりで、ダンゴムシをスタート地点に置いて、4つある出口のどれから出るかを各テーブル10回程度実験してみてもらいました。
するとどうも「右左右」と進んでいるらしい...。
じゃあ左からスタートするように変えると「左右左」に行くはずではないのか?
実際にやってみよう!
という風にやってみてもらいました。
するとこんな感じで「左右交互に行く習性」がある!ということを体感できました!
何のためにこのような動きをするのかも一緒に考えました。
このように、虫との触れ合いを楽しみながら“虫のかしこいフシギな力”に体感してもらいました!
今回のイベントは子どもたちも保護者の皆様もとても盛り上がってくださって、僕たちも非常に楽しめました。中には今まで虫に全然触ることとかできなかったのに、今回のイベントで触れるようになって楽しかったという声もあり、本当に嬉しかったです。
また実際に生き物に触れ合ってもらうイベントは、サイテクとして初めての試みだったので、不安な面もあったのですが、無事成功できて、是非また生き物と触れ合って色々と体感してもらうイベントを開催できればと思っています。
ありがとうございました!
またみんなとお会いできることを楽しみにしてます(^^)
やました